あなたは二日酔いの日に朝ご飯を食べることができますか? 私は何とか食べられそうなときは無理をしてでも食べます。しかし、強烈な吐き気に襲われているときは、食べようという気持ちになりません。

二日酔いのときは胃腸が弱っているので、白飯を食べるのはかなりしんどいです。また、何とか口の中に入れても、咀嚼をしなければならないので、なかなか箸が進みません。

子供の頃に、体調が悪いときにおかゆや雑炊を食べた経験がある人は多いと思います。同じ白米でも、おかゆのようにドロドロの状態の方がお腹に優しいですし、体調が悪いときは白飯を食べるよりも食べやすいです。

そこでここでは、お米を食べることが二日酔いの改善に効果的であること、少しでも楽に白米を食べるための方法、どのような具材のトッピングが効果的かについて説明します。

二日酔いのときは低血糖になっている

飲み会の翌日の朝起きると、食欲はないけれども空腹感に襲われることはないでしょうか。実は二日酔いのときは、体が低血糖状態になっていることが多いです。

アルコールを飲むと体内に吸収されて、その後肝臓で分解されます。アルコールが分解されてできる物質が、二日酔いの原因とされているアセトアルデヒドです。アセトアルデヒドが体内に溜まると、吐き気や頭痛などの二日酔いの症状が現れます。

そして、アセトアルデヒドも肝臓で分解されて、体にとって無害な物質に変わり、最終的に体の外に排泄されます。

このようにお酒を飲むと肝臓は、一生懸命アルコールやアセトアルデヒドを分解する必要があります。

ここで重要なのは、「肝臓の仕事はアルコールの分解以外にもたくさんあること」です。

肝臓は人間が生きていくために必要な仕事をたくさんしています。その中の1つに、糖分の生成があります。

肝臓には摂取した糖分を蓄えておく機能があります。そして、血糖値が下がってくると、肝臓に溜めていた糖分を少しずつ放出して、血糖値を上げます。

アルコールとアセトアルデヒドは体にとって異物なので、早急に分解しなければなりません。そこで、アルコールが体内に入ってくると、肝臓はアルコールの分解に専念するようになります。その結果、糖分を作る仕事が疎かになってしまうのです。

二日酔いになるということは、肝臓の処理能力を超えてしまっている状態です。そのようなときは糖分を作る余裕はないので、二日酔いの朝は低血糖になっているのです。

お米を食べると血糖値が上がり、二日酔いが改善する

お米は口の中でずっと噛んでいると徐々に甘くなってきます。これはお米に糖分が含まれているからです。

食べ物に含まれる糖分は、糖分が繋がった炭水化物として存在しています。この炭水化物が口の中で分解されて、甘みを感じるのです。

二日酔いのときは低血糖になっているので、炭水化物を摂ることは低血糖の改善に効果的です。

二日酔いのときに何も食べない場合と、少しご飯を食べた場合を比べると、後者の方が、体が早く楽になるのを感じると思います。これはご飯を食べたことで血糖値が上がり、体の怠さが軽減するためです。

しかし、白飯を食べるためには、咀嚼をしないといけないですし、なかなか箸が進みません。私は二日酔いが激しいときは、なかなかご飯を噛むことができません。

そこで白米を以下のように少し調理し、手を加えることで食べやすくなります。

  • おかゆ
  • 雑炊
  • お茶漬け
  • おにぎり

続いて、具体的にどのように調理すればよいか、また、少しでも楽をするためにどうすればよいかについて説明します。

おかゆ

おかゆは米を炊飯器で炊くことで作ることができます。白米よりも柔らかくなっているので、咀嚼をしなくてもいいですし、消化にいいです。そのようなことから、風邪をひいたときにおかゆを食べる人もいると思います。

おかゆを炊飯器で作るときは、普通にご飯を炊くときよりも水分を多めに入れる必要があります。したがって、おかゆには水分量が多いという特徴があります。そのため、おかゆを食べると炭水化物だけでなく、水分も多く摂取することができます。

もちろん、自宅でオリジナルのおかゆを作ってもいいです。インターネットで調べると、クックパッドなどに色々なおかゆの作り方が紹介されています。しかし正直、二日酔いのときは全く作る気になりません。そこでお勧めなのが、インスタントのおかゆです

これらはドラッグストアなどで、100円くらいで購入できます。賞味期限も製造日から1年以上先なので、ある程度ストックしておいてもいいと思います。

そしてこちらの商品は、そのままでも食べることができます。しかし、さすがに温かくないものは食べにくいです。

そこで、温めることで食べやすくなります。調理方法も簡単で、熱湯に5分つけるか、電子レンジでチンするだけです。

下に、実際に茶碗に入れた状態の写真を載せています。味は正直あまり期待していませんでしたが、二日酔いのときの栄養補給と考えれば満足できる味です。

私は、料理が全くできません。そんな私でも、このようなインスタントの商品であれば簡単に準備することができます。

雑炊

おかゆと違って、ご飯とダシから作るのが雑炊です。

鍋の後に残った汁に、ご飯を入れて作るおじやも、雑炊に含まれます。家で鍋をした後であれば、翌日まで汁を残しておいて、翌日におじやを作ると楽でしょう。

また、雑炊もおかゆと同じようにインスタントのものが売られています。

こちらの商品も温めなくても食べることができます。私は、そのままでも食べにくさは感じませんでした。もちろん、熱湯か電子レンジで温めることで、さらに食べやすくなります。

雑炊は味がついているので、おかゆと比べると食べやすいと思います。また、雑炊もおかゆと一緒で水分が多く含まれるので、同時に水分も摂取することができます。

お茶漬け

お茶漬けもおかゆや雑炊と一緒で、簡単に作ることができます。こちらもインスタントのものが売られています。

お茶漬けを作るには白飯を準備する必要がありますが、白飯にお湯をかけるだけで簡単に作ることができます。

おにぎり

これまで説明してきたものと違い、おにぎりは白飯をそのまま食べることになります。

私は結婚した現在は、家内が作るご飯を毎朝食べています。しかし、二日酔いのときにおにぎりを食べることがあります。それは、ご飯を職場に持って行くためです。

おにぎりであれば、どこでも食べることができます。朝一の食欲がない場合は、職場に持って行き、仕事中の食べられそうなときに食べることができます。おにぎりは、出勤途中にコンビニで手軽に購入することもできます。

また、おにぎりは具材の種類が豊富です。食べやすいものや、あとで紹介する二日酔いの改善効果がある具材が入っているものを選ぶことができます。

ここではおかゆ、雑炊、お茶漬け、おにぎりのように、白飯に少し手を加えることで食べやすくなることを紹介しました。そして、いずれもコンビニやドラッグストアなどで簡単に購入することができます。

具材をトッピングすることで、二日酔いの改善効果がアップする

これまで紹介してきたものは、すべて白飯を使用します。

味がついているものもありますが、少し具材を入れることでより食べやすくなりますし、二日酔いの改善効果も増します。料理ができる人は、少しアレンジを加えるとより美味しく食べることができると思います。

そこで、どのような具材を入れると二日酔いの改善に効果的かについて紹介します。

・梅干し

梅干しを入れることは、最も簡単で効果的なトッピングの1つだと思います。予め購入しておけば、最後にただ入れるだけでOKです。

なお、先ほど紹介したおかゆは、商品の中に梅干しが入っているので、梅干しを購入する必要もありません。

梅干しには、二日酔いの改善効果がある以下のような成分が含まれています。

  • 塩分
  • クエン酸

お酒を飲むと、トイレに行く回数が増える人は多いでしょう。これはアルコールに尿の量を増やす作用があるためです。この作用のため、二日酔いのときは体が脱水状態になっています。

そして、脱水状態のときには水分だけでなく塩分の補充も必要です

尿や汗で水分が失われると、同時に塩分も失っています。大量に汗をかいたときに、汗が口に入るとしょっぱいと思います。これは塩分が失われているためです。

種類にもよりますが、梅干しは1個で2g以上の塩分を摂ることができます。厚生労働省は高血圧を予防するために、1日あたりの塩分摂取量の目標値を定めています。それが、男性が8g未満、女性が7g未満です。このことからも、梅干しが塩分を多く含む具材であることはわかると思います。

また、梅干しに含まれるクエン酸には、体の代謝を促したり、疲労物質の乳酸を排泄したりする働きがあります。したがって、クエン酸は二日酔いの朝の倦怠感の改善に役立ちます。

このように、梅干しは簡単にトッピングでき、二日酔いの改善に効果的な成分が含まれていることから、二日酔いのときのご飯の具材として優れていると言えます。

・卵

卵に含まれるアミノ酸のシステインは、肝臓の機能を回復させる物質であるグルタチオンの原料になります。二日酔いの症状に対して即効性はありませんが、肝臓の機能の回復に役立ちます。

卵は一般の家庭であれば普通にある食材です。調理前、または、調理後に混ぜるだけで、簡単にトッピングすることができます。

また、白米に混ぜて、卵雑炊や卵かけご飯にすることでも食べやすくなると思います。

・大根、とろろ

大根やとろろには、消化を助けてくれる成分が含まれています。また、とろろに含まれるネバネバの成分のムチンには、胃の壁を保護してくれる効果もあります

大根を使うときは、大根おろしをトッピングしてもよいです。とろろは冷凍食品が販売されているので、とろろご飯にして簡単に食べることができます。

二日酔いのときは胃腸がダメージを受けており、消化が悪いものを食べると胃もたれを起こしやすいです。そのようなことから、これらの具材は二日酔いのときに適していると言えます。

このように、ただ入れるだけでもできるトッピングや、少し手間をかけることで、二日酔いの改善効果がある成分をご飯と一緒に摂取することができます

まとめ

ここでは、お米を食べることが二日酔いの症状改善に効果的であることを説明しました。

お米には炭水化物が含まれているので、二日酔いのときの低血糖の改善に効果的です。

もちろん白飯をそのまま食べてもいいですが、二日酔いのときはしんどいので食べるのが苦痛だと思います。そこでおかゆ、雑炊、お茶漬けにすることで柔らかくなるので、食べやすくなります。

また、おにぎりにすることで持ち運びができるようになるので、体調がよくなったときに食べることができます。

そして、二日酔いの改善に効果がある梅干し、肝機能の回復を助ける卵、胃もたれのときに消化を助けてくれる大根やとろろをトッピングすることで、二日酔いの改善効果は増します。

このように、ご飯を食べることで二日酔いの症状は改善します。そして、少し工夫を加えることで食べやすくなり、二日酔いの改善効果も増します。二日酔いの改善効果のある成分を積極的にとり、早期の回復を心がけましょう。